巨人・山口オーナー 17年目指揮へ「原監督の経験と意欲に大いに期待をしたい」

[ 2022年10月4日 18:35 ]

原監督
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 巨人・原辰徳監督(64)が来季も指揮を執ることが4日、決まった。山口寿一球団オーナー(65)に今季終了のシーズン報告を行い、続投が正式に決定した。

 原監督は昨オフ新たに3年契約を結び、今季はその1年目だった。143試合で68勝72敗3分けで2年連続での負け越しとなり、17年以来5年ぶりのBクラスとなる4位。原政権では初めてクライマックスシリーズ(CS)進出を逃していた。

 山口オーナーとの一問一答は以下の通り。

 「2年連続で優勝を逃して今季はBクラスに終わったと。最後もあっけない終わり方となってしまって、ファンの皆さんには大変申し訳ないと思っています。監督とはシーズンの終盤から何度か話をしてきました。監督は自分に慢心があったと率直に反省をした。その上でこのままでは終われないと強い意欲を示しています。監督の意欲を尊重して立て直しを託そうと、監督の続投を決めて、先ほど確認をしてきたというところです。決めたからには、来年の開幕まで時間は限られていて、その間に秋季練習、秋季キャンプ、ドラフト、戦力の補強とやるべき事はたくさんあります。球団としては一丸となって来季の巻き返しに向けて全力で取り組むという所存です。わたくしからは以上です」

 ――3年契約になっていた。契約が残る中で監督の意欲を確認されたというのはどういう考えか。

 「契約は契約ですけど、勝負の世界ではありますから契約に優先して大事なことが全て決まっていくというものではない。私も監督もそういう理解なんですね。契約の3年というのは離れて監督とはけっこう話を繰り返ししてきました。苦しいチーム状況の中、いろんな話をしましたけども、そこで監督から聞いた様々なことがありまして、私としては原監督の経験と意欲に大いに期待をしたいということで決めたということです」

 ――今年の敗因はどういう分析か。

 「いろんな原因があると思う。一言では言えない。たった一つの原因でこのようなことになっているわけではないですから。いろんなことが絡まりあってと思いますけど、それもいろいろと話をしてきましたけど、この場では申し上げられない」

 ――コーチ人事は。

 「今まさに進めているところで、コーチ体制が全部決まれば球団から公表することになると思います」

 ――何かしらのテコ入れも?

 「いろんな見直しは必要だと思っていますけど。役割が変わる人もいるかもしれないし、新しく加入するコーチもいるだろうと。来年勝てるための体制を作っていくことだと思っています」

 ――若手の成長に関しては?

 「投手陣に関しては楽しみな選手たちが出てきてくれて、もちろん厳しい世界ですから来年さらに伸びるか活躍してくれるかはこれからの時間しだいということでしょうけど、投手陣はそういう新しい選手が出てきて、大きなケガがなかったのは良かった。ただ、残念ながら結果が全てなんでね」

 ――補強に関しては?

 「それも今まさにやっているところ。どういうことになるかは今日の段階では言えないところですね」

 ――長嶋さんの病状は?

 「長嶋さんは元気なんでね。入院をしたので、いろいろ体のあちこちを見ている。大きな心配はないですよ。また退院をして元気な姿を皆さんの前で見せることができると思います」

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2022年10月4日のニュース