エンゼルス・ワイズ投手コーチが今季の「投手・大谷」を総括「メジャー最高の先発投手の1人」

[ 2022年10月4日 12:40 ]

大谷について語るマット・ワイズ投手コーチ(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスのマット・ワイズ投手コーチ(46)が3日(日本時間4日)、敵地オークランドでのアスレチックス戦前に今季の「投手・大谷」の躍進について語った。

 20年はブルペンコーチ、21年から投手コーチとして大谷を見守っているが「彼のプレーを間近で見ることができるのはとても幸運なことなんだ」と素直な気持ちを語り「彼は1年を通して投球内容を向上させた。信じられないほど素晴らしい。最近は(縦変化の)新しいスライダーを覚えた。投手として全てを備えた存在だ」と笑顔で語った。

 今季の大谷は27試合に登板(全て先発)し、15勝8敗、防御率2・35、213奪三振。打者として既に到達している規定打席数(502)に加え、自身初の規定投球回(162)到達まで残り1登板で1イニングに迫っている。

 大谷の今季最後の登板はチームの今季最終戦となる5日(同6日)の同戦。同コーチは「翔平は打者が何をしようとしているのかを感じ取っている。数年前を振り返ると、ストライクを常に投げられるかという疑問が常にあったが、昨季からストライクを投げ、メジャーリーグで最高の先発投手の1人となった」と褒めちぎった。

 オフに向けても不安はないことを強調した。大谷は来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーに選出される可能性があり、その場合は投手調整に大きく影響が出る。それでも、同コーチは「翔平は日々、誰よりも良い準備をして、誰よりも良い成績を残している。だから、いつ、何が必要になるか、どんな準備をすればいいかということが分かれば、間違いなく準備を整えることができる」と信頼を寄せていた。

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2022年10月4日のニュース