DeNA嶺井 起死回生2ランも「いい風が…」と大謙そん 好投の石田を「何とか勝たせてやりたいと」

[ 2022年8月11日 20:24 ]

セ・リーグ   DeNA4―1阪神 ( 2022年8月11日    横浜 )

<D・神>本拠地11連勝を飾りポーズを決める(左から)嶺井、石田、佐野(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの嶺井博希捕手(31)が阪神戦(横浜)で起死回生の決勝5号2ラン。球団タイ記録となる横浜スタジアム11連勝と三浦大輔監督(48)就任2年目で初となる貯金3をもたらした。

 7番に入ってのスタメンマスク。劇的な瞬間が訪れたのは1―1で迎えた7回だった。2死一塁で入った第3打席。6回まで佐野の14号ソロのみに抑えられていた相手先発右腕・才木が2ボールから投じた3球目だ。外角への145キロ直球を叩くと、打球は打った瞬間それと分かる当たりとなって左中間スタンドへ。勝ち越し、そして決勝の一発は嶺井にとって7月20日の中日戦(バンテリンD)以来11試合ぶりとなる今季5号。2015年、18年のシーズン自己最多に並ぶ一発でもあった。

 3人が上がったお立ち台。最初にマイクを向けられた嶺井は「普通に打ったら…当たりました。いい風が吹いてて良かったです」とサラリ。完璧な打球をなぜか風のおかげと謙そんし、重ねて「風だと思います」とキッパリ口にした。インタビュアーに否定されると「あざっす!」と照れたが、「石田が前回カープ戦…中止になったんですけど、いいピッチングしてて。そのあと“ああ、今年はオレこんな年かな”ってちょっと寂しそうな顔してたんで、きょうは何とか勝たせてやりたいという思いでした」と女房役としての思いものぞかせた。

 石田は前回登板した4日の広島戦(横浜)で好投しながら降雨により4回途中ノーゲーム。この日も7回までに102球を投げて4安打8奪三振1失点の好投を見せていたが、打線の援護がなかっただけに、喜びもひとしおだった。

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2022年8月11日のニュース