大阪桐蔭・松尾　攻守でチーム引き締め「夏は春とは雰囲気が全然違う」

第104回全国高校野球選手権第5日・1回戦   大阪桐蔭6－3旭川大高 （ 2022年8月10日    甲子園 ）

大阪桐蔭・松尾
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　今秋ドラフト候補の3番・松尾汐恩が反撃開始の号砲を打ち鳴らした。3点を追う3回2死一、二塁。「ここで1点を取れるか取れないかで、変わってくる」。気合満点かつ冷静に甘く入った変化球を右前へ運んでチーム初打点。5回の中前打を挟み、7回には1点を勝ち越してなおも無死二塁から、今度は遊撃後方へポトリと落ちる適時二塁打だ。相手の戦意をくじく5点目を、叩きだした。

　活躍は3安打2打点のバットだけではなかった。“扇の要”としても奮闘。序盤3回までに3失点の先発・川原嗣貴には「丁寧に低めへ」との声掛けで8回粘投を引き出した。2番手の別所孝亮が登板した9回も含め4回以降は無失点。「夏は春とは雰囲気が全然違う。1試合やって感覚的につかめたものがある」。引き締まった表情で進撃を予告した。