岡本和真 4番以外のスタメンは1049日ぶり 7月以降2発 前夜4の0で原監督「4番だね、問題はね」

[ 2022年8月11日 15:15 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年8月11日    バンテリンD )

<中・巨>2回、空振り三振に倒れ、ガックリの岡本和(撮影・河野 光希)
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 巨人の主砲、岡本和真内野手(26)が11日の中日戦(バンテリンD)で4番を外れた。代わりに中田翔内野手(33)が「4番・一塁」に入り、岡本和は「6番・三塁」。岡本和が4番以外でスタメン出場するのは阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)の引退試合だった2019年9月27日のDeNA戦(東京D)以来1049日ぶりとなった。

 岡本和は2020年に31本塁打&97打点、21年に39本塁打&113打点で2年連続セ・リーグ2冠王を獲得した。今季も体調不良により4月12日のDeNA戦(那覇)でベンチ外となり、2020年9月18日のDeNA戦(横浜)から続いていた球団歴代4位のスタメン連続4番が204試合でストップしたものの、3・4月に最も活躍した選手に贈られる「大樹生命月間MVP賞」を初受賞するなど順調なスタートを切った。

 だが、5月は一転して月間打率・180と苦しみ、6月に復調したものの、7月は再び打撃不振に。7月20日のヤクルト戦(神宮)後には多くのチームメートらとともに新型コロナウイルス陽性判定を受け、隔離療養となった。それでも今月7日のヤクルト戦(神宮)では今季最長ブランクとなる32日&19試合ぶりとなる22号ソロ。首位チーム相手に同一カード3連勝となる勝利に貢献し、9日の中日戦(バンテリンD)まで6試合連続安打もマークした。

 だが、前日10日の同戦では二飛、中飛の後に2打席連続三振で4打数ノーヒット。岡本和が32日ぶり弾を放った7日の試合後には「ねえ!もう忘れていたよ。やっぱり打てるんだよ、な?改めて打てるんだよ」と大喜びだった原辰徳監督(64)も10日の試合後には「4番だね、問題はね、やっぱりね。乗り切れないね」とコメント。10日の試合で9回に起死回生の決勝13号ソロを放った中田については「この頃打ってくれているしね」と話していた。

 なお、昨年8月の巨人移籍後初のスタメン4番となった中田は7月17日の広島戦(東京D)で10号2ラン、18日のヤクルト戦(神宮)で11号2ラン、19日の同戦で12号ソロを放ち、昨年8月の巨人移籍後初となる3戦連発。日本ハム時代の2013年以来9年ぶり2度目となる3試合連続猛打賞もマークするなど前半戦終盤に絶好調を迎えていたが、自己最長タイとなる4戦連発を逃した7月20日のヤクルト戦(神宮)後に岡本和らとともに新型コロナウイルス陽性と判定されて隔離療養。前日10日に放った13号は後半戦初、22日ぶりの一発で、チームの全6安打中半分の3安打をマークする一打となった。

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2022年8月11日のニュース