広島・大瀬良、第7戦以降ブルペン待機も「もちろん準備します」

[ 2018年11月3日 08:12 ]

日本シリーズ第6戦   広島―ソフトバンク ( 2018年11月3日    マツダ )

新幹線で広島へ移動する大瀬良(左)と岡田(撮影・島崎忠彦)
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 総力で希望をつなぐ。負ければ終戦という崖っぷちに追い込まれた広島に、エースをブルペン待機させるプランが浮上した。1日の第5戦に先発した大瀬良の中継ぎ起用を問われた緒方監督は「それは明日(3日)勝たないと」として、2勝3敗1分けとすれば、中2日となる第7戦以降のベンチ入りに含みを持たせた。

 大瀬良自身も、このまま今季を終わらせるつもりはない。「行けと言われたところで行くだけ。もちろん準備します。大丈夫です。気持ち的には明日でも投げる気持ちでいたので」。1日の第5戦は4回1/3を79球で降板。先発の役割を果たせなかった雪辱を晴らす舞台を待ちわびている。

 第5戦は勝利に結びつかなかったとはいえ、執念の継投をみせた。6回途中からフランスアに2回2/3のロングリリーフを課した。結果的には同点被弾を献上し、バトンを受けた中崎も延長10回に柳田にサヨナラ被弾。それでも、畝投手コーチは「ふたりは変わらず終盤をいってもらわないといけない。岡田とかも早めにいってもらうこともあるかもしれない」と“攻めの継投”を思い描いた。

 休日だったこの日、マツダスタジアムを訪れて調整した中崎は、「また頑張ります」と切り替え、フランスアも「オーケー。疲れはないよ」とフル回転の覚悟を示した。大瀬良の起用も厭わない、まさに総力戦。大逆転の3連勝へ、なりふり構ってはいられない。(河合 洋介)

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2018年11月3日のニュース