名手・菊池、初回に今季初めて送りバント失敗 安打出塁の田中送れず

[ 2018年11月3日 19:13 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   広島―ソフトバンク ( 2018年11月3日    マツダ )

<日本シリーズ 広・ソ>1回無死一塁、菊池は送りバントを試みるも投飛に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 SMBC日本シリーズ(7試合制)は3日、広島の本拠マツダスタジアムに舞台を戻して第6戦が行われ、広島の菊池涼介内野手(28)が初回に今季初めて送りバントを失敗する場面があった。

 敵地で3連敗を喫し、ソフトバンクに3勝1敗1分けと王手をかけられて戻って来たホームのマツダスタジアム。もう後がない広島は、先発投手の左腕・ジョンソンが初回の1死一、二塁から2死二、三塁というピンチを無失点で抑えた、その裏だった。

 1番・田中がソフトバンク先発右腕・バンデンハークから左前打を放って出塁。続く2番・菊池は初球ボール、2球目がバント空振りでカウントは1ボール1ストライクとなった。そして、続いた3球目だった。菊池は真ん中高めに外れるボール球の直球を送りバント。だが、打球は小飛球となってバンデンハークが直接捕球し、一走・田中を二塁に送ることができなかった。

 守備だけでなくバントの名手としても知られる菊池は今季レギュラーシーズンでバントを30回試みて30回成功、ポストシーズンも4回試みて4回成功とバント成功率10割を誇っていたが、王手をかけられて迎えた日本シリーズ第6戦で悔しい初の失敗となった。

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2018年11月3日のニュース