マーリンズ編成本部長 球宴捕手リアルミュートのトレードを否定「代理人は好きなことを言える」

[ 2018年11月3日 21:21 ]

マーリンズのJ.T. リアルミュート捕手 (AP)
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 マーリンズのマイケル・ヒル編成本部長は2日、チームの主力選手として活躍するJ.T. リアルミュート捕手(27)について、噂されているトレードを否定した。

 今季のリアルミュートは125試合に出場して打率2割7分7厘、21本塁打、74打点と活躍を見せ、大リーグ5年目にしてオールスター戦初選出。しかし、チームはオフに主力選手を次々と放出して完全に再建モード。63勝98敗と大きく負け越し、ナ・リーグ東地区で最下位に沈んだ。

 マーリンズはチームの再建に必要な戦力として、リアルミュートに来季の契約延長を打診。だが、こうしたチーム状態に嫌気が差したのだろうか。リアルミュートの代理人は出演したラジオ番組で、「彼は来春のキャンプで違うユニホームを着ることになる。すでにリアルミュート本人がマーリンズ側に契約延長の意思がないことを伝えた」と明かしていた。

 ただ、ヒル編成本部長はこの発言を「代理人は好きなことを言える。リアルミュートも分かっているさ。我々が彼をどう思っているかをね」と一蹴。契約延長の意思がないことをチームに伝えたという話についても否定した。

 「得点力を強化する必要がある」。ヒル編成本部長がそう話すとおり、今季の589得点は大リーグ最低成績(1位はレッドソックスの876得点)のマーリンズ。本塁打と打点でチームトップの成績だったリアルミュートを是が非でも残留させたいところだろう。

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2018年11月3日のニュース