オリ、T―岡田を“田口塾”で再生へ 密着指導に西村新監督も期待

[ 2018年11月3日 05:30 ]

秋季キャンプで打撃練習するオリックスのT―岡田
Photo By 共同

 “田口塾”で再生だ。オリックス・田口1軍野手総合兼打撃コーチが高知秋季キャンプ初日の2日、今季不振だったT―岡田を密着指導した。

 「三塁側のファウルを怖がるなと伝えた。反応が速すぎて、打席でボールが見えたら全部反応してしまう。高めの球は手出しが速くて全部ファウル。振れる体力はあるんだから慌てないことが一番」

 95、96年のリーグ連覇を支えたバットマンによる“メス”。今季97試合で打率・225、13本塁打、43打点だった大砲を徹底マークした。ランチ特打ではケージ裏から身ぶりを交えて助言を送り、全体練習後の室内練習場でも約1時間にわたって指導。始動が速すぎることでミスショットを繰り返す悪癖解消へ熱視線を送り続けた。

 T―岡田は「いろいろ試す中で、良いものも出てきている」と手応えを口にした。実際、ランチ特打では120スイング中サク越えは15本。特に田口コーチの助言後の114スイング目には右翼の高さ20メートルの防球ネットを越える推定150メートル弾を放つなど復調気配を漂わせた。西村監督も「チームを引っ張る存在になってもらいたいよね」と期待した。4年連続Bクラスからの逆襲には、生え抜き主砲の復活が欠かせない。

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2018年11月3日のニュース