阪神・藤浪 2カ月ぶりに勝った!「ホッとしたのが一番」

[ 2016年8月5日 21:37 ]

<ヤ・神>64日ぶりに勝ち星を挙げ、ナインをハイタッチで迎える藤浪

セ・リーグ 阪神8―0ヤクルト

(8月5日 神宮)
 阪神の藤浪晋太郎投手(22)が7回を2安打無失点に抑え、6月2日の楽天戦以来、登板8試合ぶりの白星となる5勝目(7敗)を挙げた。

 開口一番、「ホッとしたのが一番。うれしいけど、逆に気を引き締めないと」。そう素直な思いを口にすると「調子は良くも悪くもなかった。変化球を使いながら原口さんのリードとバックの守りに助けられ、粘り切れた」とナインに感謝した。

 前回登板まで今季17試合の先発で初回の失点が9度。その立ち上がり、藤浪は先頭の大引を四球で歩かせた。早くも正念場。2番・坂口を二ゴロ、3番・今浪を153キロの直球で空振り三振に斬ると、捕手・原口が盗塁を阻止する三振ゲッツーでピンチを切り抜けた。“鬼門”の初回を無失点で切り抜けると、打っても2回に「バットに当てれば何とかなると」。今季初打点となるタイムリーを放ち、投打にわたる活躍で自身の連敗を5でストップ。チームに2連勝をもたらした。

 自身が連敗中だった7月8日の広島戦(甲子園)ではふがいない投球に161球の“懲罰続投”を科されるなど、苦汁もなめた右腕。「いろいろ考えながら試行錯誤した。悔しい思いもしたが、前向きにやってきた。白星が付いてホッとしたし、チームのいい流れに乗って一戦一戦、頑張っていきたい」。64日ぶりの白星でようやく長いトンネルを抜けた。

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