MLB杯2016 宮城・石巻で開会式 石井一久氏、クロマティ氏が参加

[ 2016年8月5日 19:56 ]

MLB杯開会式の入場行進で選手らをハイタッチで出迎えるクロマティ氏(49番)と石井氏(17番)

 野球人口拡大を目的にMLBジャパンが日本リトルリーグ協会と協力して創設した小学4~5年生の初の全国大会「AIGプレゼンツMLB杯2016」は5日、宮城県の石巻市総合運動公園野球場で16チームが参加して開会式を行った。

 同球場は東日本大震災で被災し、大リーグ機構と選手会が寄付した100万ドル(約1億円)を主な財源として全面人工芝に改修され、復興の象徴として同球場が全国大会の会場となった。

 同大会は今年3月から全国の地方予選を勝ち抜いた16リーグの代表が集結し、6日からの2日間でトーナメント方式で行われ、初代王者を決める。開会式には元ドジャースの石井一久氏(本紙評論家)、元エクスポズ(現ナショナルズ)、巨人のウォーレン・クロマティ氏も参加。クロマティ氏はストレッチ講座の最後に選手と得意のバンザイポーズで締めるなど、持ち前の明るいキャラクターで子どもたちの人気者となり、「この機会を楽しんでプレーをしてほしい」とエール。石井氏も「いっぱい笑顔になって野球の楽しさをわかってもらいたい」と子どもたちに訴えかけた。

 また、選手宣誓を行った東北連盟仙台東リーグの原野泰成(たいせい)主将(5年)は「選手宣誓は緊張した。(石井氏やクロマティ氏は)思ったより背も大きいし、迫力があった。今まで(4、5年生の)全国大会がなかったけど、こういう大会をつくってもらえて感謝したい。楽しんでいい野球をしたい」と抱負を語った。

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