阪神・藤浪 2カ月ぶりに勝った!“鬼門”初回しのぎ自ら打って連敗脱出

[ 2016年8月5日 21:14 ]

<ヤ・神>力投する阪神の藤浪
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セ・リーグ 阪神8―0ヤクルト

(8月5日 神宮)
 阪神の藤浪晋太郎投手(22)が7回を2安打無失点に抑え、6月2日の楽天戦以来、登板8試合ぶりの白星となる5勝目(7敗)を挙げた。失点が集中した“鬼門”の初回を無失点で切り抜けると、打っても2回にタイムリーを放ち、投打にわたる活躍で自身の連敗を5でストップ。チームに2連勝をもたらした。

 前回登板まで今季17試合の先発で初回の失点が9度。その立ち上がり、藤浪は先頭の大引を四球で歩かせた。早くも正念場。2番・坂口を二ゴロ、3番・今浪を153キロの直球で空振り三振に斬ると、捕手・原口が盗塁を阻止する三振ゲッツーでピンチを切り抜けた。3回には2死一塁の場面で坂口の一塁線を破る打球が一塁塁審の足に当たり短打となる幸運もあった。

 打っても2回に1点を先制し、なおも2死一、三塁の場面で自ら中前適時打。打線に5回までに3点の援護をもらいリズムに乗った。

 自身が連敗中だった7月8日の広島戦(甲子園)ではふがいない投球に161球の“懲罰続投”を科されるなど、苦汁もなめた右腕。64日ぶりの白星でようやく長いトンネルを抜けた。

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