ソフトB 同点&決勝打の内川、快投の岩崎称賛「次頑張ってくれる」

[ 2016年6月30日 22:04 ]

<ソ・ロ>お立ち台で内川(左)にアゴタッチをする岩崎

パ・リーグ ソフトバンク2―1ロッテ

(6月30日 ヤフオクD)
 ソフトバンク・内川は初回の通算300二塁打が同点適時打となり、3回の適時打が決勝打となった。この日は3安打2打点の活躍となり、お立ち台で「(岩崎)翔が久しぶりの先発でしたし、すぐに追いついてあげたいという気持ちがありました」と語り、自身の通算300二塁打については「ここを目標にしてきたわけではないので、正直にいうとなんとも思わないんですけど、毎日裏で花束用意して待ってるからはよ打てよと言われていたんですが、打ってみると花束が出てこなかったので、話が違うじゃないかと思いました」と笑った。

 岩崎の投球については「中継ぎで投げるよりも堂々として投げていましたし、今季初先発で120球投げれるのはすごいと思う。頑張ったからにはハードルが上がったと思うので、次また頑張ってくれると思います」と期待をかけた。

 今季2勝目の岩崎は、6回2/3を投げて1失点の好投。ほぼ1年ぶりの先発で見事なパフォーマンスに「まっさらなマウンドというのは気持ちよく、最初はアガりました。中継ぎでいい感じで投げれていたので、先発だからといって変えるのではなく、途中でバテてもいいので全力でいけるところまでいこうと思いました」と、爽やかな笑顔で答えた。

 また、相手先発は同じ千葉出身で同年ドラフト1位で入団した唐川だったが、「僕が戦うのは相手の打線なので、唐川のことはまったく意識はしていなくて、目の前の一人一人を倒していくことを意識していました。最後はバテてストライクが入らなかったので、次回はしっかり任されたイニング投げ切れるよう頑張りたい」と次を見据えた。

 工藤監督は競り勝った試合を「岩崎君が初回は1点取られましたけど、そのあとは低めににしっかりとボールを集めて的を絞らせなかったところが良かったと思いますし、細川君がいいリードをしてくれたと思います」と語り、最少失点で抑えた岩崎は、先発の一角に食い込んでくるか?との問いには、「次につながるピッチングだったと、はい、そう思っていただいていいと思います」と笑った。

 これで2位ロッテと8.5ゲーム差ががついた。早ければ7月2日にマジックが点灯する。「みんなが1試合1試合集中してくれているおかげだと思いますし、しっかりやってくれているおかげだと思います。僕らは常に勝ち越していくことを目標にやっていますし、マジックが出た時には、皆さんが楽しんでいただければと思います」と、言葉は抑え気味ながら、表情は崩れんばかりだった。

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2016年6月30日のニュース