広島ついにストップ 球団タイ記録12連勝ならず 18日ぶり敗戦

[ 2016年6月30日 21:52 ]

<広・ヤ>12連勝を目指し、先発した中村恭だったが、4回4失点で降板

セ・リーグ 広島2―5ヤクルト

(6月30日 マツダ)
 セ・リーグ首位を独走する広島が2―5でヤクルトに敗れ、今月12日に行われた楽天との交流戦(コボスタ宮城)以来18日ぶりとなる黒星。勝てば1984年4月にマークした球団記録へ32年ぶりに並ぶはずだった12連勝を逃した。

 広島・中村恭平投手(27)、ヤクルト・村中恭兵投手(28)と名前のまぎらわしい両先発左腕の投げ合いでも話題を呼んだ1戦。広島はこの3連戦すべてで先制点を失うスタートとなった。先発の中村恭が2回、先頭・山田に与えた四球から1死二塁とされ、雄平の右前打で先制を許すと、4回には3連打で無死満塁のピンチを招き、雄平に4連打目となる2点適時打を左前へ打ち返されて3点のビハインド。さらに大引にも中前へ適時打を許し、4点を追う展開となった。

 直後に迎えた4回の攻撃では先頭・丸の右越え二塁打から1死三塁とし、鈴木の中犠飛で1点、5回には2死走者なしから代打・会沢が右中間二塁打で出塁し、田中の右前打でさらに1点を加えて2点差に詰め寄った。だが、ヤクルト2番手・平井に6、7回の2イニングを新井の内野安打1本に抑えられ3三振。9回の守りでは、この回から登板した5番手・今村が無死一、三塁から山田の右犠飛で1点を失った。

 18年ぶり9連勝、22年ぶり10連勝、32年ぶりの11連勝と白星を積み重ねてきた広島。だが、32年ぶりの球団タイ記録12連勝はならず、小休止となった。4回で70球を投げ、7安打4失点の先発・中村恭は今季初黒星。

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