中日・若松 熱投141球、今季初の完投勝利「危機感持っていた」

[ 2016年6月30日 21:53 ]

<巨・中>完投勝利にガッツポーズする中日・若松

セ・リーグ 中日3―1巨人

(6月30日 東京D)
 中日の若松駿太投手(21)が30日の巨人戦で今季初となる完投勝利で6勝目を飾った。

 若松は初回こそ坂本にソロ本塁打を許したが、2回に安打されて以降は1四球と失策による走者を出しただけで巨人打線を封じ込めた。

 試合後、お立ち台で若松は「3連敗していたので、勝ちたいという気持ちがすごく強くて、その結果だと思います」と1日のソフトバンク戦以来の勝利を喜んだ。約1カ月勝ち星がつかなかったことについては「正直、危機感を持っていたんですけど、いつかは、いつかはと思ってやっていました」と苦しい日々を振り返った。

 この日は自身最多の141球投げた若松。まだ投げられるか尋ねられると「いやあ、もう、ちょっと…大丈夫です」と苦笑いで返したが、昨年8月2日の巨人戦(東京D)で初完投初完封を挙げて以来の完投勝利に「これからも続けていきたい」と晴れやかな表情だった。最後は「まだ優勝を狙える位置にいる、選手もあきらめてません!」とファンに呼びかけ、広島の首位独走阻止に力を込めた。

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