広島・菊池「最高でーす!」3戦連続V弾鈴木に続いたV二塁打

[ 2016年6月30日 05:30 ]

<広・ヤ)>菊池(右)から肩をもんでもらう日米通算199勝の黒田

セ・リーグ 広島8―1ヤクルト

(6月29日 マツダ)
 不動の2番打者の一振りが試合をひっくり返した。0―1で迎えた3回1死満塁で、打席に向かったのは広島・菊池だ。真ん中に甘く入った初球の直球を見逃さない。フルスイングから放たれた打球は右翼手の頭を越え、逆転の2点二塁打となった。

 「最高でーす!」

 お立ち台で手応えについて問われ、17~19日のオリックス戦(マツダ)で3戦連続決勝弾を放った鈴木が連呼したお決まりのセリフを拝借して喜びを爆発させた。「黒田さんが必死に投げていたので思い切っていった」。日米通算200勝にリーチをかけた大黒柱のための一打を強調した。

 「(黒田は)あまり若くないから、次も打って勝たせてあげたいと思います」

 冗談交じりに笑みを浮かべ、黒田の次戦登板での日米通算200勝を全力アシストすることを誓った。

 さらに5回2死でもフェンス直撃の左中間二塁打。7―1の8回2死二塁の場面では、左翼線を破る適時二塁打でダメを押した。3安打は5月22日の阪神戦(甲子園)以来、約1カ月ぶり。3打点は4月14日の中日戦(マツダ)以来だった。

 32年ぶりのチーム11連勝についても「最高です!」と同じフレーズを絶叫。「ちょっとしたミスで崩れていかないように、また明日から頑張っていきたい」。まずは30日の一戦を勝ち、12連勝の球団記録に肩を並べる。 (柳澤 元紀)

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2016年6月30日のニュース