WBC主催者 日本選手会の収入権譲渡要求は拒否

[ 2011年8月10日 20:27 ]

 日本プロ野球選手会は10日、2013年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者と東京都内で交渉し、参加条件改善へ日本代表のスポンサーとグッズ収入の権利を日本野球機構(NPB)に譲渡するよう要求したが拒否された。

 選手会は今後も、NPBや球団と協調して権利の確保を求めていく。松原徹事務局長は「日本の将来のために今、きちっとした契約をしないといけない」と語った。

 関係者によると、米大リーグ(MLB)と大リーグ選手会からなる主催者は日本選手会やNPBなどに対し、大会参加の回答期限を9月末日と通告した。MLBアジアのジム・スモール副社長は「日本が出なくてもWBCはやる」と強調した。

 国際関係委員会の島田利正委員長(日本ハム球団代表)らNPB側の代表者が9月に渡米し、主催者との交渉に臨む可能性もある。

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2011年8月10日のニュース