チェン4勝目!9回途中で交代も落合監督「後ろに2人いる」

[ 2011年8月10日 20:37 ]

阪神に勝利し、チェン(右)を迎える中日・落合監督

セ・リーグ 中日1-0阪神

(8月10日 ナゴヤD)
 中日のチェンは緩急が抜群で、8回1/3を4安打無失点で4勝目。

 チェンは前回、7月27日の対戦で5回9失点と打ち込まれた阪神に、2回以降は三塁を踏ませなかった。1点をもらった直後の8回に先頭打者を歩かせ、1死二塁とされた。「1点取られたら勝てないと思った」という左腕は、代打の桧山を空振り三振、上本を遊ゴロに打ち取ると、派手なガッツポーズをつくって雄たけびを上げた。

 9回、1死一塁の場面でマウンドに歩み寄った落合監督に続投か交代かを問われ、「精神的にも疲れていたし、点差も少なかったから」と複雑な表情で自らマウンドを浅尾に譲った。今季初完封こそ逃したが、7月8日以来の4勝目に「打線はスランプ。僕たちが頑張らないと」と左のエースとしての自覚を口にした。

 落合監督も「1人で投げてくれるのが一番いいが、うちは後ろに2人いるからいいんじゃないの」と、久々におだやかな表情で語った。

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