成瀬8勝目 130キロ直球で三振奪う投球術光る

[ 2011年8月10日 06:00 ]

<ソ・ロ>8勝目を挙げた成瀬は笑顔でナインを出迎える

パ・リーグ ロッテ6-2ソフトバンク

(8月9日 ヤフーD)
 ロッテ・成瀬が8回5安打2失点で8勝目。チームの連敗を2で止めた。5―0の7回に2死から3連打で2点を返され、なお2死二塁。

 本調子でなく「ギアが上がらなかった」と苦しむ中、長谷川にフルカウントから直球勝負。球速は130キロながら空振り三振を奪い「普通の投手ならチェンジアップ(の球速)ですね。でも、バットの上だったので球はいっていた」と執念でピンチを脱した。5月3日の西武戦(西武ドーム)で3連勝後は勝ち負けを繰り返し、これが自身3カ月ぶりの連勝。8勝8敗の五分に戻したエースは「ここからがスタート。切り替えていきたい」と表情を引き締めた。

 ▼ロッテ・岡田(2番に座って2安打2打点1盗塁)監督に“細かいプレーが多くなる。頭に入れておいてくれ”と言われていた。内野安打は僕の生きる道なので良かった。

 ▼ロッテ・里崎(4回の左越え2点二塁打を含む3安打2打点)コンパクトに振ることを心がけた。最近ミスショットが多かったから仕留められて良かった。

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2011年8月10日のニュース