ツイていた新湊「相手がイライラする展開」に持ち込んで初の3回戦進出

[ 2011年8月10日 16:29 ]

龍谷大平安―新湊 4回裏龍谷大平安2死二、三塁、太田の飛球を好捕後に転ぶ二塁手菅谷。左は右翼手加藤

第93回全国高校野球選手権2回戦 新湊4―1龍谷大平安

(8月10日 甲子園)
 野球の神様は新湊に味方した。

 2点勝ち越しに成功した直後の8回、1死一、二塁のピンチを迎え、三塁への飛球を南がキャッチできず、打球が芝生の上にはねた。が、思わぬプレーに龍谷大平安の二塁走者も走っておらず、結果的に三塁へのゴロで二塁走者を封殺した形になった。

 9回も無死二、三塁の場面で、左翼へのライナーが飛んだ。三塁走者はタッチアップから生還したかに見えたが、ボールが三塁に送られアウトに。三塁走者の離塁が早かったという審判の判断だった。

 「相手の嫌がる野球をしよう。イライラする展開に持ち込もう」と試合前、ナインに声をかけたという森監督。点が入りそうで入らない、新湊にはチャンスで点が入るという流れに、焦りの色を濃くしていった龍谷大平安が屈した形となった。

 ツイているといえば、日程もそう。森監督は「5日目第3試合」を狙っていた。「ここから2回戦でせ1つ勝てばベスト16。だけどあまり開会式から日程があくのは…。ここがベスト」と森監督。次は夏の大会初の2勝目がかかる。抽選会からのいい流れを続けたいところだ。

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