新庄さん、父・英敏さんと無言の対面「悲しいです」

[ 2011年8月10日 06:00 ]

 阪神、日本ハムでプレーした新庄剛志さん(39)の父で、5日に食道がんのため70歳でなくなった英敏さんの通夜が9日、福岡市中央区の斎場でいとなまれた。

 海外に滞在中だった新庄さんは急きょ帰国。母・文子さんらとともに参列者に応対した。会葬御礼のあいさつでは、棺の英敏さんの顔をしばらく見つめた後「今、海外から帰ってきて初めてオヤジの顔を見てやっぱり悲しいです。あすの葬儀にもう一度来ていただいたらオヤジも喜ぶと思います」と涙をこらえながら語った。

 阪神時代の95年オフ。「野球のセンスがない」と突然の引退宣言をした新庄さんを翻意させたのは英敏さんだった。葬儀・告別式は10日、午前11時からメモリード福岡典礼会館で行われる。

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2011年8月10日のニュース