2年目小杉 “時給750円”経由でプロ初勝利!

[ 2010年8月12日 06:00 ]

<横・中>ウイニングボールを手に笑顔の横浜・小杉

 【横浜9―6中日】横浜の2年目右腕・小杉が3度目の先発でプロ初勝利を挙げた。5回8安打4失点で降板したが、代打を送られた直後に打線が逆転。初のお立ち台では「ヒヤヒヤの内容。野手に助けていただいて感謝しています」と端正なマスクはこわばったままだった。

 二松学舎大付では「東京No・1右腕」と注目され、甲子園出場も果たしたが、進学先の亜大を2年で中退。原宿の「フレッシュネスバーガー」で時給750円のフリーター生活を送りながら母校で練習を続け、JR東日本を経て横浜入りした。ウイニングボールは「大学を辞めて、遠回りして心配かけたので」とスタンドで観戦していた母・弘子さん(47)に渡した。尾花監督は「5回投げ切ったことで自信になる。先発ローテを競い合ってもらいたい」。小杉がようやくスタートラインに立った。

 ▼横浜・ハーパー(同点の5回2死二、三塁で小杉にプロ初白星をつける左越え二塁打)打てる球をしっかりスイングした。小杉はピンチでも落ち着いて頑張っていた。本当におめでとう。

続きを表示

2010年8月12日のニュース