エース森 4番を併殺打でピンチ脱出

[ 2010年8月12日 21:08 ]

 【西日本短大付7-2日川】絶体絶命のピンチだった。西日本短大付の2年生エース森は八回、1点差に詰め寄られ、なおも1死満塁。4番打者を相手に「気持ちで投げるしかない」と自らに言い聞かせ、126キロの直球を内角高めの厳しいコースへ。球速はなくとも制球には自信がある。左腕は注文通りの二ゴロ併殺打に打ち取った。

 七回まではスライダーが低めに、直球はコースに決まり無失点。八回は4連打に暴投で2点を失ったが、自分を信じてピンチを切り抜けた。ここ一番での制球力は毎日の腹筋500回、背筋千回で、ぶれないフォームをつくり出した成果でもあった。
 18年ぶりの全国制覇へ。「ここで負けたら先輩に失礼だと思った。次も自分らしくいきたい」。また新しい闘志がわいてきた。

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2010年8月12日のニュース