巨人先発投手陣総崩れで首位陥落!東野 自己ワースト6失点

[ 2010年8月12日 21:25 ]

 【巨人3-6ヤクルト】リーグトップタイの12勝を挙げている巨人の東野が打ち砕かれた。好調ヤクルト打線に6回を投げて自己ワーストの6失点。先発陣が総崩れの巨人が首位から陥落した。

 立ち上がりから苦しい投球だった。5回まで、毎回得点圏に走者を背負う。力みからか制球が乱れ、女房役の阿部のミットが上下左右に大きく動いた。3回、先頭打者の田中への四球と続く飯原への死球がきっかけで2点を失った。

 味方が同点としてくれた直後の4回は、2死から四球を与え、飯原に2ランを浴びた。さらに遊ゴロ失策の後に畠山にも2ランを許す。「同点に追い付いてもらった後だっただけに、情けない。畠山さんの2ランは自分のミス。ああいう場面で抑えないと、野手から信頼は得られない」と自分を責めた。

 開幕投手を務めた内海が7月以降未勝利で、中継ぎへの降格が決まったばかり。ゴンザレスや藤井、西村健も2軍調整中で、東野が開幕から先発枠を守る“最後の牙城”だ。登板前には「調子はいい。何とか先発で勝てるようにしたい」と責任感を口にしていた右腕も、負の連鎖にのみ込まれてしまった。

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2010年8月12日のニュース