３戦連続Ｈ＆３連勝も…イチロー傷心まだ癒えず

＜マリナーズ・アスレチックス＞６回、遊撃内野安打を放ち一塁へ走るマリナーズ・イチロー

　【マリナーズ２―０アスレチックス】マリナーズ・イチローは４打数１安打で３戦連続安打。決勝のホームも踏んで約２カ月ぶりの３連勝に貢献した。

　１０年連続２００安打には５４本とした。６回に左腕アンダーソンの外角直球を叩きつけ、二遊間の深い位置で遊撃手ペニントンに捕球させた。一塁送球が届いたのは、イチローがすでにベースを駆け抜けた後。３回にも同方向にゴロを転がしたが、売り出し中の２６歳野手は素手で素早く処理してアウトとなっていた。若手野手との守備での勝負心を問われて「ないわけないじゃん」とイチロー。だが、ブラウン監督代行就任後の連勝発進にも言葉少なでチームの変化についても「もうちょっとしてから聞いて」とだけ話した。

　＜グリフィーらとの不和問題はＮＧ＞９日に解任されたワカマツ前監督が、試合前に地元記者に対して電話会見を行った。解雇の原因とみられるグリフィーら選手との不和問題については「もう話したくはない」とコメントを拒否。ただチームの決断に関しては「チームが新しい方向に進むためだと理解している。最初に監督の機会を与えてもらって感謝している」と批判することはなかった。