天理・森川監督「もうこういうチームはつくりません」

[ 2010年8月12日 17:38 ]

履正社―天理 3回表天理1死二塁、右翼線に適時二塁打の中村が三塁を狙うがタッチアウト。三塁手石井

 【天理1―4履正社】相手を見下したわけではなかったが、終始押された天理。チーム打率4割4厘の打線は散発6安打と不発に終わり、森川監督は「こういう展開で試合をしたのは初めて。経験のない試合をしてしまった」と力で相手をねじ伏せるいつものパターンに持ち込めなかったことを悔やんだ。

 「何でだろう、何でだろうと選手も思っているうちに試合が終わってしまった」と森川監督。チーム唯一の得点となる適時二塁打を放った中村は「優勝したかったが甘くなかった」と肩を落とせば、安田主将も「今は何を言っても仕方ない。(後輩に)頑張ってくれという感じ」。春の選抜に続いての初戦敗退した強豪が甲子園から去る後姿はとても寂しげ。

 今春の選抜大会後に復帰すると、選手の特徴を考えて攻撃的なチームにつくりかえた。だが、持ち味を発揮した場面は少なく「もうこういうチームはつくりません」と苦笑いした。

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2010年8月12日のニュース