中京大中京 15点で史上最多125勝目

[ 2009年8月21日 06:00 ]

<中京大中京・長野日大>7回1死満塁、国友の中前タイムリー打で森本がホームを突くもタッチアウト

 【中京大中京(愛知)15―5長野日大(長野)】史上最多の甲子園125勝目は同校歴代2位タイとなる15得点。中京大中京の終盤の猛攻を引き出したのは、国友のスクイズだった。同点の6回1死一、三塁できっちり一塁側に転がし、勝ち越した。続く河合から3連続長短打で4点。国友が「あそこから安打が続いて、嫌な流れが切れた」と言えば、大藤監督も「自分たちの野球を忘れかけていた。あのスクイズで思い出した」と振り返った。チームの中心・堂林も先発としては4回1/3を10安打5失点と役目を果たせなかったが、4番としては6、7回に連続適時打を放った。本来の姿を取り戻した伝統校が43年ぶりの頂点を視界にとらえた。

 ≪長野日大 5点差同点も…15失点大敗≫長野日大は3投手が16安打を浴びて、15失点と大敗した。強力打線が好投手・堂林を攻略し、0―5から一度は追いついただけに、中原監督は「腹が立つ。あまりにもぶざまな試合」と吐き捨てるように言った。夏は初出場。1回戦で作新学院(栃木)、2回戦では天理(奈良)といずれも全国制覇の経験があるチームを破った。夏6度優勝の中京大中京には敗れたが、同監督は「初出場で3校と対戦できた。(チームの)歴史をつくれたかな」と少し表情を和らげた。

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2009年8月21日のニュース