2回いきなり7失点…トラの意気は消沈した

[ 2009年8月21日 23:09 ]

 【阪神0―9広島】あまりに大きかった。阪神の能見が2回だけで7失点。試合の流れが早々と決まった。

 2回に2四球と内野安打で1死満塁。押し出し死球で1点を失い、犠飛も打たれた。味方の失策で2死満塁となって、ここから3連続適時打を浴びた。四死球で走者をため、制球が甘くなったところで痛打を浴びる最悪の展開。今季ワーストの7点を失った左腕は「自分でカウントを悪くした」と反省した。
 1イニング7失点に、前日2ケタ得点を挙げた打線も勢いが消えた。4安打で零敗。チームは5位に後退した。淡泊な攻めを繰り返し、6回以降は1人の走者も出せなかった。
 「(調子が)悪いなら悪いなりの粘る投球をしないと。あそこまで点を取られると…」と真弓監督。今、先発陣で最も安定感がある左腕の乱調に、指揮官も言葉が出てこなかった。

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2009年8月21日のニュース