小久保 インフル危機のハムに「全部勝つ」

[ 2009年8月21日 06:00 ]

 【ソフトバンク4―2西武】お立ち台に上がった小久保は力強く言い放った。「インフルエンザの選手には申し訳ないが、チャンスだと思って全部勝ちにいく」。21日からは、6ゲーム差の日本ハムと対戦。首位との対決を前にベテランがチームにカツを入れた。

 先行される嫌な流れを一発で変えた。1点を追う4回無死から左翼席へ同点16号ソロ。原(巨人)、大島(日本ハム)と並ぶ歴代17位タイの通算382号でプロ初先発の木村の動揺を誘い、田上の勝ち越しの18号2ランにつなげた。
 この日、小久保は長谷川と九州がんセンター院内学校を慰問。小1のおいが神経芽腫の難病を克服し、野球を始めたという。「子供たちのため、打つことができてよかった」。この一発は病魔と闘う子供たちへの“良薬”にもなった。

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2009年8月21日のニュース