志田が!吉本が!巨人の投手陣叩く!

[ 2009年8月21日 21:30 ]

巨人を破り、ファンの声援に応えるプロ初本塁打の吉本(手前)と勝ち越し2ランの志田

 【ヤクルト9―6巨人】ヤクルトは2―2の6回に代打・志田の2ランで勝ち越すと、7回にも吉本のプロ初本塁打となる2ランなどで4点を加えた。巨人の連勝は3でストップ。6回に一度は追いついたが、直後に内海が痛い一発を浴び、救援陣も崩れた。

 ≪プロ11年目の初本塁打≫負ければ自力優勝の可能性が消える、瀬戸際のヤクルトを伏兵2人の一発が救った。
 2―2の6回2死三塁は代打・志田。この日、今季初登録された30歳は「代打はストライク三つで終わり。思い切りいこう」と初球から狙った。甘い直球をとらえ、左翼席へ勝ち越し2ラン。5年ぶりの一発に「2軍で代打の神様の真中コーチに心得を聞いたり、前向きに取り組んだ結果。でも2軍でも本塁打がないのに」と笑った。
 7回は吉本が続いた。6―2の2死三塁で、高めの変化球をフルスイング。「いい当たり。入ってくれと思って走った」。打球は右翼席で弾み、プロ11年目の初本塁打に喜びがはじけた。ダイエー(現ソフトバンク)のドラフト1位選手が、トライアウトを経てたどり着いた新天地で放った一発。「一回死んだ身。いろんな人に支えてもらって今がある」と言葉には万感の思いがこもっていた。

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2009年8月21日のニュース