横浜 3盗塁許したウォーランドの“癖”

[ 2009年8月21日 06:00 ]

 【横浜3―4巨人】序盤のリードを守れなかったのは先発ウォーランドが巨人に足で揺さぶられた結果だった。2―0の3回1死一塁。木村拓の打席で初球、坂本に完全にモーションを盗まれ二盗を許した。クイックがうまくないとはいえ、左腕投手。にもかかわらず初回から3イニング連続で盗塁を許し、ここから崩れて逆転された。

 かつて西武の黄金時代に癖盗みで名をはせた巨人・伊原ヘッドコーチは「ウォーランドはスキを見せてくれるからね」と振り返った。2回に鈴木に許した二盗も次打者の初球。田代監督代行も巨人側に投球時の癖を盗まれていることを指摘し「ちょっと調べなきゃいけない。(ゲーム序盤で)普通、初球はしないよ」と話した。
 来日1年目のウォーランドは開幕当初から癖があった。打者に投げる時とけん制する時の足の幅や向き、上げる足の角度のわずかな違い。それを首脳陣が何度も修正してきた背景があった。21日から対戦する中日にも、前回の3連戦で8盗塁を決められている。田代代行は「しっかりしないと、またいいように足でかき回される」と警戒を強めた。

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2009年8月21日のニュース