男子バスケ日本代表監督交代 八村発言騒動に伊藤強化委員長「選手の意見が直接影響したことはない」

[ 2026年2月3日 18:27 ]

レイカーズ八村塁(ロイター)

 日本バスケットボール協会(JBA)は3日、男子日本代表監督を務めたトム・ホーバス氏(59)との契約終了と、今後の強化体制に関する会見を都内のホテルで開いた。島田慎二会長と、伊藤拓摩強化委員長が出席。伊藤強化委員長が交代に至った理由を説明した。

 新監督にはBリーグ琉球監督の桶谷大氏(48)が就任することを発表。伊藤委員長は代表のエース・八村塁の過去の発言の影響について「まず、ヘッドコーチの人事において、選手の意見が直接反映・影響したということはありません」と明言。「コーチング、トレーニング、食事、宿泊など、選手が集中して成長できる環境を整える中で、選手に意見を聞くことはあります。私たちが勝手に思い込んで進めるのではなく、選手が何を必要としているのかというコミュニケーションは今後も大切にしていきます。ただ、特定の選手の意見によってヘッドコーチをどうするかを決めるのではなく、日本のバスケットの現状と世界の動向を照らし合わせ、今回のヘッドコーチ人事を決定いたしました」と強調した。

 ホーバス氏は五輪本大会でも開催国フランスを追い詰めるなど手腕を発揮したが、NBAで活躍する八村塁(レーカーズ)との関係が悪化した。八村は「日本代表にふさわしい、男子のことを分かっている、そういう人がコーチになってほしかった」など監督の手腕を疑問視する発言を繰り返し、騒動に発展。当時のJBA三屋裕子会長は「選手が意見を言うのは当然」とのスタンスで八村の言動を問題視しなかった。

 24年11月には大黒柱の渡辺雄太(千葉J)が騒動に言及。「トムは日本代表の監督として誰よりもふさわしい。今回の件でトムが(身を)引くようなことがあれば日本代表は崩壊していく。悪者は一人もいません」とホーバス監督と八村の関係修復を取り持つ意向を示していた。

 島田会長は新体制について「ロサンゼルスオリンピックを目指す新体制」と明言。暫定的なものではなく「この体制をベースにロサンゼルスを目指すということ」と強調した。八村や河村勇輝(ブルズ)らNBA組の招集についても「基本的には“最強ジャパン”で臨むと言っている以上、2人に代表に参画してもらうことは当然、お願いしていくスタンス。実際そういう向き合いはしています」とベストメンバーで挑む方針を示した。

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