【陸上】田中希実は終盤失速4位「危機感を感じている」目標のパリ五輪参加標準突破ならず悩める胸中明かす

[ 2024年5月19日 15:55 ]

陸上 セイコー・ゴールデングランプリ ( 2024年5月19日    東京・国立競技場 )

<セイコーゴールデングランプリ2024>女子1500メートル、最後の直線で必死に食らいつく田中(中央)(撮影・木村 揚輔)
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 女子1500メートルが行われ、東京五輪8位入賞の田中希実(ニューバランス)は日本人トップも、4分7秒39の4位に終わった。

 目指していたパリ五輪の参加標準記録(4分2秒50)を突破できず、悩める胸の内を明かした。

 ラスト600メートルで先頭に立ち、そのまま逃げ切るかと思われたが、3人の外国人選手に抜かれ、「コンディションというより、自分では原因がよく分からない。今後探っていくしかない」と首をひねり、「ラスト700メートルで押し切る力がなかった。思ったより足が止まっていた」とこぼした。

 これまで積んできた練習については、「中身は悪くない」というが、「どういう練習が自分を信じられるのか、(コーチの)父も私も試行錯誤」の状態。今後は欧米でのダイヤモンドレースに挑む予定。ただ、自分の立ち位置を認識しているだけに「この力のままだとレースにからめるかも分からない。危機感を感じている」と率直に明かし、「つかみどころのない壁に当たっている」とも言った。

 東京五輪から3年。日本記録保持者はもう一度、練習から見直しパリ切符獲得を目指す。

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