水沢南中出身・漣が三段目V 大谷翔平は中学の先輩「押しと四つの“二刀流”」目指す!

[ 2023年5月26日 13:48 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2023年5月26日    東京・両国国技館 )

<夏場所13日目>豊翔(手前)を攻める漣(撮影・久冨木 修)
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 三段目の全勝対決は、漣(さざなみ、23=伊勢ノ海部屋)が豊翔(28=境川部屋)を破って7戦全勝で優勝を決めた。

 押し込まれた土俵際でうまく左へ回り込んでギリギリ残って上手投げの逆転勝ち。土俵際の粘りは「持ち味です」と自信を持っており「今日は動けてましたね」と振り返った。

 15歳で入門してプロ9年目で初めての各段優勝。「めちゃくちゃうれしいっすね。もうヤバいっすね」と喜びを爆発させた。幕下経験も3場所あるが、定着できずに21年九州場所を最後に遠ざかっている。「どうしたら勝てるのだろうと悩んでいた。突っ張りをやってみたりいろいろやって、結局左四つの型に戻した。自分の型を持ちたいけど、万能というか臨機応変に」と試行錯誤している段階だ。

 岩手県奥州市出身の23歳。野球の大谷翔平(28=エンゼルス)は奥州市立水沢南中の先輩にあたる。以前、当時の市長にあいさつしに行った時には「野球は大谷、相撲は漣」と言ってもらったという。「知名度を上げて、少しでも追いつけるように」と同郷のスーパースターのように有名になることを夢見た。得意の型はまだ模索中。「押して良し、組んで良しを目指していきたい。押しと四つの“二刀流”で」と意気込み「三段目が言うことじゃないですけどね(笑)」と付け加えた。

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