“令和の怪物”落合が史上最速新入幕へ大前進!師匠の十両2場所目と同じ12勝目「うれしく思います」

[ 2023年5月26日 21:24 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2023年5月26日    東京・両国国技館 )

<夏場所13日目>勝利した落合(撮影・久冨木 修)
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 西十両8枚目の落合(19=宮城野部屋)が湘南乃海(25=高田川部屋)を押し倒しで破って12勝目を挙げた。

 左四つで両方まわしが取れない展開から、右を巻き替えにいって勝機を見いだし、一度体が離れてからもろ差しの体勢に。右で深い下手を取って攻め込んでいき、左小手投げで逃れようとする相手を逃さず右で一押し。1メートル93、186キロの大きな湘南乃海を土俵下まで吹っ飛ばした。“令和の怪物”のすさまじいパワーを見せる勝ち方にも「相撲内容は覚えてないけど、あまりよくないと思う」と反省の言葉が出た。

 12勝目を挙げ、目標に掲げていた数字に到達した。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)は十両2場所目だった04年春場所、くしくも今場所の落合と全く同じ西十両8枚目で12勝を挙げて優勝。翌場所で新入幕を果たした。憧れの大横綱と同じ道を歩むべく「明確に12勝を目標に頑張ります」と場所前に話していたとおりの有言実行。表情は崩さないまま「うれしく思っています」と喜びを口にした。新入幕を果たせば、初土俵から所要3場所で遠藤(現幕内)と並び史上最速記録となる。

 東十両筆頭の豪ノ山(25=武隈部屋)とともに1敗で十両の首位を並走。次なる目標の十両優勝へ向かう残り2日へ「意識したくないけどどうしても意識してしまうので、切り替えてその日やることをしっかりやる」と平常心で臨むことを誓った。

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