4場所ぶり復帰の元幕下・欧勝竜が序二段で7戦全勝 聖富士との優勝決定戦へ「自信を持って臨みたい」

[ 2023年5月26日 14:47 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2023年5月26日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所13日目>上手投げで飛騨野を破る欧勝竜(右)(撮影・西海健太郎)
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 序二段全勝対決は、近大出身で幕下上位経験者の欧勝竜(27=鳴戸部屋)が飛騨野(32=荒汐部屋)を下して7戦全勝とした。

 突き放して先手を取ってから左四つに組み合い、慎重に攻めて機を見て右上手投げを決めた。「絶対に負けられないというのがあって硬くなったけど勝ててよかった」と振り返った。

 序ノ口デビューした19年名古屋場所から3場所連続で優勝し、歴代3位となる入門以来24連勝を記録して注目を集めた。幕下上位まで一気に駆け上がったが、入門後すぐに右肩を痛めていた影響で伸び悩んだ。棘上筋(きょくじょうきん)筋内腱が断裂しており、昨年秋場所後に手術。3場所連続の全休を経て4月中旬から実戦稽古を再開して復帰場所に備えた。

 4場所ぶりの本場所で「土俵に立てることに感謝」しながら7戦全勝。回復具合は「7~8割」としながらも、序二段では圧倒的な強さを見せた。

 千秋楽、もう一人全勝の聖富士(18=伊勢ケ浜部屋)との優勝決定戦へ。静岡・飛龍高出身でデビュー2場所目の相手に対し「強い相手だと思うので、圧力負けしないように前に出る相撲を取っていきたい」と意気込んだ。優勝決定戦に出場するのは次で3回目。デビューから連続優勝した序ノ口と序二段でも経験しており、大観衆の中で相撲を取ることには慣れている。「怖がらずに自分の相撲を取って自信を持って臨みたい」と力強く意気込んだ。

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