SP5位・三原舞依は切り替え「パーフェクトなフリーやってこそのシーズンの締め」

フィギュアスケート世界国別対抗戦第1日 （ 2023年4月13日    東京体育館 ）

＜フィギュア国別対抗戦第1日＞女子SP、演技をする三原舞依（撮影・小海途　良幹）
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　女子SPが行われ、3大会ぶり3度目の優勝を目指す日本チームの三原舞依（シスメックス）は66・85点で5位だった。

　2回転半、3回転フリップを決めたが、後半のルッツ―トーループの連続3回転にミスが出た。ルッツが2回転となり、トーループは回転不足の判定。「最初からパワーがなかった。自分の弱さが最初から出てしまっていたからかなと」と猛省した。

　SP「戦場のメリークリスマス」は故・坂本龍一さん作曲の演目。「年末に坂本さん自身がコンサートされているのも知っていて、全日本とも近くて、その時も思いながら滑っていた」と言い、訃報を知った時は「本当に言葉が出なかった」と振り返る。「その音楽とともにスケートができる幸せを感じながら滑った。大好きなプログラム」と思いを乗せていた。

　SPは5位だったが、14日のフリーでリベンジできるチャンスがある。状態は万全ではないが「自分の体がどうなろうと明日は明日でパーフェクトなフリーやってこそのシーズンの締め。できるイメージを持ちながら思い切り最後だと思って滑りたい」と決意を語った。