【ラグビー】京都工学院、オーストラリアの高校と交流試合「日本のチームでは味わえない強さ」体感

[ 2023年4月13日 12:02 ]

セントパトリックカレッジ・ハイスクールとの練習試合で攻め込む京都工学院高
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 全国高校大会(花園)優勝4度の強豪・伏見工を前身とする京都工学院のラグビー部が12日、京都市伏見区の同校グラウンドでセントパトリックカレッジ・ハイスクール(オーストラリア)と交流試合を行った。

 コロナ禍となってからは海外のチームと対戦できていなかっただけに「ありがたい機会です」と大島淳史監督は感謝した。今回は同校OBらの提案によって対戦が実現。「文化やスタイルが違う海外のチームと交流することで、子どもたちにとって忘れられない思い出になった」と同監督は続けた。

 Aチーム同士の試合はPGで先制しながら、後半に入ってフィジカルや接点の強さで上回るセントパトリックカレッジ・ハイスクールが攻勢に出る。後半2分のトライを皮切りに、同19分までにトライを献上。キックも全て決まり、終わってみれば3―28で敗れた。

 主将のプロップ畠拳龍(はた・けんりゅう、3年)は「タックルやキャリーが強くて、日本のチームでは味わえない強さを感じた」と振り返る。一方で「接点で勝てたところもある。そこは今後の自信にしたい」と収穫を口にした。

 2季連続となる選抜大会の出場はならなかったものの、春休みは2部練習を続けて鍛えてきた。今季、チームで掲げるテーマは「継勝(けいしょう)」。昨年度までの先輩たちが築き上げたものも受け継ぎ、学校統合による校名変更後は遠ざかる花園出場を目指す。

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2023年4月13日のニュース