シャンソン　退団選手に「解雇」可能性を伝達

　バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品で2月に退団が発表された7選手のうちの1人が、昨年12月上旬にチーム幹部から「チームメートに対して行き過ぎた言動があった」として「解雇まで含め何らかのペナルティーになる可能性がある」と伝えられていたことが12日、関係者への取材で分かった。

　シャンソン化粧品は昨年12月4日の全日本選手権4回戦で東京医療保健大に敗れて敗退した。試合後のミーティングで選手間で激しいやりとりがあり、チームによると、1人の選手に「チームメートに対して暴言や怒鳴り声を上げるなどの行き過ぎた言動があった」という。この影響で、精神的に追い込まれた2人の選手がそれぞれ入院と自宅療養となった。

　事態を重くみたチーム幹部は「行き過ぎた言動」があった選手に対し、就業規則にのっとり、解雇を含むペナルティーの可能性があることを説明した。

　入院、自宅療養となった選手はその後回復し、チームに残った。
　別の退団選手が12月中旬に、精神的苦痛を受けたとする心療内科医の診断書とともに、退職願をチームに提出していたことも判明。チーム内の混乱が他の選手にも波及し、他の退団者も出た。