東10位のブルズが9位ラプターズに勝利 19点差を逆転 10位が9位に勝ったのは現行方式では初

[ 2023年4月13日 11:15 ]

ラプターズのバンブリートと健闘を称え合うブルズのデローザン(AP)
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 東地区全体10位のブルズが12日、敵地トロント(カナダ・オンタリオ州)で行われたプレーオフ最後の枠を争うプレーイン・トーナメント(PIT)で、9位のラプターズを109―105(前半47―58)で撃破。前日に8位ホークスに敗れた7位ヒートと第8シードの座をかけて14日にマイアミ(フロリダ州)で対戦することになった。

 現行方式のPITは3年目だが、8位が7位、10位が9位に勝ったのは今季の東地区がどちらも初めて。ブルズは第3Q2分51秒に47―66と19点差を追う展開となっていたが、第4Qを37―24として逆転した。

 フリースロー(FT)を15本中13本成功させたザック・ラビーン(28)が39得点をマーク。2009年のデビューから9シーズンをラプターズで過ごしたデマー・デローザン(33)も23得点、センターのニコラ・ブーチェビッチ(32)は14得点と13リバウンドを稼いで勝利に貢献した。

 ラプターズは今季ブルズに対して2勝1敗と勝ち越していたが、大事な試合で敗れてシーズン終了。パスカル・シアカム(29)が32得点をマークしたものの、104―107で迎えた第4Q残り12秒でのFT(今季成功率は77・4%)は2本目と3本目を外して同点機を逃した。

 フレッド・バンブリート(29)は3点シュートを13本中7本決めて26得点と12リバウンド、8アシスト。しかしラプターズはチーム全体でFTを36本中18本も外しており、これが尾を引く結果となった。 

 ◎現行方式によるPITの結果
 <2021年>
 ▼東地区
(7)セルティクス118―100(8)ウィザーズ
 *セルティクスが第7シード
(9)ペイサーズ144―117(10)ホーネッツ
(8)ウィザーズ142―115(9)ペイサーズ
 *ウィザーズが第8シード
 ▼西地区
(7)レイカーズ103―100(8)ウォリアーズ
 *レイカーズが第7シード
(9)グリズリーズ100―96(10)スパーズ
(9)グリズリーズ117―(8)ウォリアーズ
 *グリズリーズが第8シード
 <2022年>
 ▼東地区
(7)ネッツ115―108(8)キャバリアーズ
 *ネッツが第7シード
(9)ホークス132―103(10)ホーネッツ
(9)ホークス107―101(8)キャバリアーズ(8)
 *ホークスが第8シード
 ▼西地区
(7)ティンバーウルブス109―104(8)クリッパーズ
 *ティンバーウルブスが第7シード
(9)ペリカンズ113―103(10)スパーズ
(9)ペリカンズ105―101(8)クリッパーズ
 *ペリカンズが第8シード
 <2023年>
 ▼東地区
(8)ホークス116―105(7)ヒート
 *ホークスが第7シード
(10)ブルズ109―105(9)ラプターズ
(7)ヒート―(10)ブルズ(14日)
 ▼西地区
(7)レイカーズ108―102(8)ティンバーウルブス
 *レイカーズが第7シード
(9)ペリカンズ―(10)サンダー(12日)

 <プレーオフのカード>
 ▼東地区
(1)バックス―PITの勝ち上がりチーム
(2)セルティクス―(8)ホークス)
(3)76ers―(6)ネッツ
(4)キャバリアーズ―(5)ニックス
 ▼西地区
(1)ナゲッツ―PITの勝ち上がりチーム
(2)グリズリーズ―(7)レイカーズ
(3)キングス―(6)ウォリアーズ
(4)サンズ―(5)クリッパーズ
 *カッコ内の数字は地区内シード順

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