SP11位の佐藤駿「入れたいと思った」転倒も意地の4回転ルッツ挑戦

フィギュアスケート世界国別対抗戦第1日 （ 2023年4月13日    東京体育館 ）

＜フィギュア国別対抗戦第1日＞男子SP、演技をする佐藤駿（撮影・小海途　良幹）
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　男子SPが行われ、3大会ぶり3度目の優勝を目指す日本チームの佐藤駿（明大）は76・45点で11位だった。

　宇野昌磨（トヨタ自動車）の代替出場となり調整面で厳しかったが、冒頭には持ち味である大技4回転ルッツに挑んだ。「完全に調整不足のルッツになってしまった」と転倒のジャンプを振り返り筒も「ルッツを入れたい思いがあった」とこだわりを口にした。

　第1補欠だった先月の世界選手権までは気持ちを保っており「役目は終わったと思って、シーズンオフだと思っていたので（出場が決まり）“ヤバイ…”となった」と振り返る。既に出来上がった来季SP曲をブラッシュアップ中だったが、今季のプログラムを滑りきった。フリーに向けて「最後まで全力で滑りたい」と役割を全うする覚悟を示した。