世界国別対抗戦、日本は3位発進 3大会ぶり3度目Vへ“かなだい”が坂本が攻めの滑り見せた

[ 2023年4月13日 21:01 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦第1日 ( 2023年4月13日    東京体育館 )

<フィギュア国別対抗戦第1日>開会式に登場した(左から)三原舞依、佐藤駿、木原龍一、三浦璃来、友野一希、坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの世界国別対抗戦第1日は13日、アイスダンス・リズムダンスと男女ショートプログラ(SP)が行われ、3大会ぶり3度目の優勝を目指す日本チームは36ポイントで暫定3位発進となった。また、男子SPで米国の18歳イリア・マリニンが今季世界最高となる105・90点で自己ベストを更新した。

 先陣を切った“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)はダンサブルなラテン曲を踊り、自己ベストに迫る78・38点をマークして4位。最高のレベル4を獲得した見せ場のツイズルでは大歓声が沸き起こり、リフトや切れのあるステップを見せる度に会場を盛り上げた。

 男女SPでは日本代表の主将を務める坂本花織(シスメックス)が72・69点をマークして2位。冒頭のダブルアクセル(2回転半)、続く3回転ルッツを決めて順調な滑り出しを見せた。だが、後半のフリップ―トーループの連続3回転で転倒し、点数を伸ばしきれなかった。

 三原舞依(シスメックス)は2回転半、3回転フリップを決めたが、後半のルッツ―トーループの連続3回転にミスが出た。ルッツが2回転となり、トーループは回転不足の判定になるなど66・85点で5位だった。男子では友野が7位、佐藤が11位だった。

 2年に1度開催される世界国別対抗戦は6チームで競う。男女各2選手、ペアとアイスダンスはそれぞれ1組で構成し、各種目のSP、フリーで、ポイント(男女は1位12点…12位1点、ペアとアイスダンスは1位12点…6位7点)を獲得。合計得点での順位は換算されない。得点は国際スケート連盟公認記録。12、17年と2度優勝した日本は前回21年は3位だった。

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