柔道・斉藤立“最強形態”で2度目の世界選手権へ

[ 2023年4月13日 21:13 ]

男子日本代表の合宿公開で、軽めの稽古にとどめた斉藤立
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 柔道の世界選手権(5月、ドーハ)男子日本代表が13日、東京都多摩市の国士舘大多摩キャンパスで強化合宿を報道陣に公開。2年連続で出場する100キロ超級の斉藤立(21=国士舘大)は「ケガなく十分に稽古をできている。自信はある」と初の世界一へ手応えを口にした。

 初出場だった昨年10月の世界選手権は惜しくも準優勝。決勝では徹底的に組み手を嫌われ何もさせてもらえず敗れたが、「相手の特徴を見抜けなかった。去年、経験できて良かった」と一回り成長。来年のパリ五輪代表選考でも重要な大会となるため、「命を懸けても勝たないといけない。内容はどうでもいい。泥臭くでも優勝したい」と意気込んだ。

 年末年始には足首や膝の故障が相次いだことから、食事改善に取り組んで減量にも着手。昨年12月のマスターズ大会で174キロあった体重は、167キロまで落ち、動きも軽やかになっている。昨年4月に全日本選手権を初制覇した際の体重が165キロ前後で、本番までにあと2キロは落とす考え。「ベスト体重は分からない」としつつも、五輪2連覇王者の亡き父・仁さんとの父子制覇を果たした当時の“最強形態”にし、本番に臨む。

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2023年4月13日のニュース