【高校ラグビー】高松北、130点大敗も 夏まで野球部の穴山「このチームに入って良かった」

[ 2022年12月27日 17:32 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   高松北0―130大分東明 ( 2022年12月27日    花園ラグビー場 )

<大分東明・高松北>前半、大分東明のダウナカマカマ・カイサ(中央)にダブルタックルを見舞う高松北(撮影・成瀬 徹)
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 4大会ぶり14回目の出場となった高松北は、0―130で大分東明に敗れ、花園初勝利はならなかった。

 大分東明の強力なアタックを封じきれず、前半1分から立て続けにトライを奪われる。それでも、試合前から「最後まで諦めずにやろう」という言葉を共有。点差を広げられても、全力プレーを続けた。

 部員不足により夏までは合同チーム。8月以降に野球部とバドミントン部を引退した選手たちが加わり、単独チームとしての活動に切り替えれた。

 野球部出身で「夏までは甲子園を目指していました」と語るのはフランカー穴山来夢(3年)。香川県予選ベスト8で甲子園への道を絶たれた後、高木智監督の勧誘などもあってラグビー部に入部。当初はタックルなどに怖さがあったが、少しずつ成長を続け、先発メンバーとして花園第1グラウンドという最高の舞台に立った。

 「1点でも2点でも、点差を低く抑えようと全力でプレッシャーにいきました。この経験は今後の人生に絶対、役に立つと思います」

 試合後、仲間には「このチームに入って良かった。ありがとう」と感謝の言葉をかけた穴山。限られた時間でも、ラグビーとして一丸となれたことがうれしかった。

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2022年12月27日のニュース