年寄総会で全親方に注意喚起 暴行問題を受け、2月に全協会員向けの研修会実施へ

[ 2022年12月27日 19:07 ]

両国国技館
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 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で親方全員を対象とした年寄総会を開いた。

 伊勢ケ浜部屋の幕下以下力士による暴行や幕内・逸ノ城(29=湊部屋)のガイドライン違反が明らかになったことを受け、八角理事長(元横綱・北勝海)が改めて注意喚起。「師匠の弟子に対する扱いを気をつけるように」との通達があった。理事辞任となった伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)と、3カ月の20%減給処分となった湊親方(元幕内・湊富士)は「相撲協会の皆さんにご迷惑をおかけ致しました。しっかりと弟子の指導にあたります」と謝罪。これらの事案を踏まえた全協会員向けの研修会が2月に行われることも発表された。

 その後行われた、十両以上の全力士を対象とした力士会でも「規則を守り気をつけて生活すること」とコンプライアンスの遵守を促す通達が出された。

 また、初場所の開催概要についても新たに発表。これまで新型コロナウイルス感染防止策として、観客の飲酒は1人1本までとされていたが、黙食を原則とした上で飲食の制限を撤廃する。声を出しての応援に関してはこれまで全面的に禁止されていたが、マスクの着用を徹底した上で制限を一部緩和。少しずつコロナ前の日常に戻していく方針を示した。

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2022年12月27日のニュース