若元春「バーター卒業を」　若貴以来3組目兄弟同時三役「上がったからには三役らしい相撲を」

新小結昇進が決まり、会見を行う若元春（日本相撲協会提供）
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　日本相撲協会は26日、大相撲初場所（来年1月8日初日、東京・両国国技館）の新番付を発表し、若元春と琴ノ若の新小結昇進が決まった。若元春は関脇・若隆景の兄であり、兄弟同時三役が誕生。逆鉾・寺尾兄弟、若乃花・貴乃花兄弟に続く史上3組目となった。

　若元春は兄弟三役として注目が集まることに「非常に光栄」と喜びながらも「（弟の）足を引っ張らないように。負け越してすぐ落ちてしまうと兄弟でかっこつかないので」と苦笑いした。

　次期大関候補の若隆景と肩を並べる三役の地位。「頑張って“バーター”卒業できるように」と冗談交じりながら、弟に負けない活躍を目標に掲げた。常に謙虚で控えめだが「上がったからには三役らしい相撲を取りたい」と少し自覚をにじませた。