【高校ラグビー】鳥取予選戦えなかった倉吉東 悲願の花園初勝利には届かず

[ 2022年12月27日 13:13 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   倉吉東0―66高鍋 ( 2022年12月27日    花園ラグビー場 )

<倉吉東・高鍋> 前半、高鍋の堅い守りに前進を阻まれる倉吉東・村上(撮影・大森 寛明)
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 仲間を信じて、最後まで戦った。5大会ぶり12回目の出場の倉吉東(鳥取)が、過去ベスト4も経験した伝統校・高鍋(宮崎)の早いテンポの連続展開の前に屈した。

 悲願の花園1勝が全員の共通目標。スクラムの圧力に必死で耐え、時間をかけて練習したタックルで、相手の前進を阻む場面もあった。劣勢の中でも倉吉東は花園で試合ができる喜びを感じていた。

 鳥取予選は1試合も戦うことができなかった。県予選には3校が参加。だが1回戦で対戦する予定だった2校はともに人員不足で試合が成立せず、合同チームとの試合となった決勝も故障者発生などで実現しなかった。競技人口の減少とコロナの影響。試合経験不足は大きなハンデだったが、それを言い訳にはしなかった。

 交代選手がなく、15人で挑んだ花園。前半に6トライ、後半も4トライを許し、痛んだ選手も出たが、後半5分すぎにはWTB横山凪(1年)が鋭い突進で相手陣に切り込むなど、見せ場も作った。「成長途中のチーム。花園でも成長してほしい」という岩野竜二監督の思いにも応え、確かな足跡を倉吉東は残した。

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2022年12月27日のニュース