琴ノ若 史上6組目の親子三役で親孝行 大関で「琴桜」襲名を

[ 2022年12月27日 04:33 ]

新小結に昇進し、番付表を手にする琴ノ若(日本相撲協会提供)
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 日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、若元春と琴ノ若の新小結昇進が決まった。若元春は関脇・若隆景の兄であり、兄弟同時三役が誕生。逆鉾・寺尾兄弟、若乃花・貴乃花兄弟に続く史上3組目となった。琴ノ若は父が師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)で、史上6組目の親子三役となった。

 琴ノ若は「一つの目標だった三役を達成できてうれしい」と笑顔を見せた。幕内上位で何度も勝ち越しながらなかなか番付運に恵まれなかったが、ようやく念願成就。父譲りの右四つに加え、祖父の元横綱・琴桜のような押し相撲も磨いてきた。大関に昇進すれば「琴桜」を襲名する予定。会見に同席した師匠は「息子としては三役に上がってくれてうれしい。弟子としては三役は通過点。早く琴ノ若を卒業してほしい」と二重の感慨を表現した。

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2022年12月27日のニュース