ネッツが17季ぶりの9連勝 渡辺は3P2本成功で規定数到達 3P成功率部門でリーグ1位に返り咲き

[ 2022年12月27日 11:42 ]

キャバリアーズのルバートかわして右のコーナーから3点シュートを決める渡辺(AP)
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 ネッツは26日、氷点下6度まで冷えこんだ敵地クリーブランド(オハイオ州)でキャバリアーズと対戦。最大19点差を第4Q終盤で4点差にされたが、125―117(前半64―49)で逃げ切って17シーズンぶりの9連勝を飾った。今季の成績は22勝12敗。22勝13敗となったキャバリアーズと入れ替わって東地区全体の4位から3位に浮上した。

 ネッツの最長連勝記録は2003年と05年シーズンの「14」で、05年シーズンにはこれとは別に9連勝もマーク。今後の5試合の対戦相手はホークス→ホーネッツ→スパーズ→ブルズ→ペリカンズですべて勝つとチーム記録に並ぶことになる。

 渡辺雄太(28)は第1Qの残り2分16秒から登場。第2Q1分20秒、ベースライン際からインサイドにカットしたあとにベン・シモンズ(26)のパスを受けてダンクを決め、これがこの試合の初得点となった。

 第3Qには正面からのドライブから左手でレイアップを成功。第4Qの開始29秒には右サイドから放った3点シュートを成功させ、このクオーターでチームに初得点をもたらした。さらに3分1秒には右のコーナーから2本目の3点シュートを成功。この時点で今季の3点シュート成功数はネッツの試合数と同じ「34」に達した。

 渡辺は今季21試合に出場して3点シュートを63本中34本決めており、成功率は54・0%。前日まで1位だったクリッパーズのルーク・ケナード(26)はこの日のピストンズ戦で8本中4本を決めたものの成功率は49・0%で、暫定的ながら渡辺はこの部門で再び1位に返り咲いた。ただし現時点では成功規定本数(試合数と同じ=シーズン82本以上)の最少数。この部門で最終的にランクされるためにはシーズン終了までにあと48本が必要になっている。またこの日は19分出場してリバウンドは記録できなかったものの(アシストは1)10得点をマーク。2ケタ得点は4試合ぶり今季9回目で、今季の平均得点は8・0となった。

 ケビン・デュラント(34)は第4Qの残り1分54秒に6反則目をコールされて退場となったものの32得点。通算972試合で積み重ねた得点は2万6516となり、ティム・ダンカン(元スパーズ=2万6496得点、1392試合)を抜いてNBA歴代16位から15位に順位を上げた。

 カイリー・アービング(30)も32得点を記録。ジョー・ハリス(31)が膝の故障、セス・カリー(32)が病気で欠場する中で、チームを支える看板コンビが底力を発揮してチームを勝利に導いた。

 キャバリアーズは5連勝のあと連敗を喫して22勝13敗。ガードのダリアス・ガーランド(22)が46得点を稼いだものの、チーム・トップの28・9得点(リーグ8位)をマークしていたドノバン・ミッチェル(26)は15得点にとどまった。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場2分16秒=シュート機会なし)
 ▼第2Q(出場5分8秒=2得点)
(1)1分20秒・左ベースライン際からカット。シモンズのパスを受けてダンク=○(アシスト・シモンズ)
 ▼第3Q(出場4分23秒=2得点)
(2)11分4秒・デュラントのパスを受けて正面からドライブ。左手でレイアップ=○(アシスト・デュラント)
 ▼第4Q(出場7分43秒=6得点)
(4)29秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・シモンズ)
(4)3分1秒・右コーナーから3点シュート=○(アシスト・オニール)
(5)3分27秒・右サイドから3点シュート=×

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