屈辱の22年から飛躍の23年へ サーフィン大原洋人「覚悟を持ってやる」

[ 2022年12月22日 18:20 ]

復活を目指す23年シーズンへの抱負を語ったサーフィン東京五輪代表の大原洋人
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 サーフィン東京五輪代表の大原洋人(26)が22日、東京都内でシーズン総括の取材に応じ、「人生で初めて試合から長い期間離れて、たくさん屈辱的な気持ちを感じたシーズンだった」と振り返った。

 10代後半からトッププロとして活躍する大原だが、今年は春先に腰を痛め、各種大会の成績も低調だった。6月には疲労骨折を診断されながら試合出場を続けたが、8月のUSオープンを最後に戦線離脱しリハビリに専念。2カ月間は全く海に入らず、1カ月前からようやく毎日練習ができる状態になったといい、「腰も痛くなくなってきた。ただ、感覚的には(本調子の)50%くらいしか戻ってない」と話した。

 リハビリ期間中には人づてで腕利きのトレーナーとめぐり逢い、体の使い方やバランスの取り方などの改善に着手。太腿やお尻の筋肉を柔らかくトレーニングも行い、練習前後の体のケアにも入念に取り組むようになったという。「まだ(動きは)モノになっていない。意識しないとできない」と発展途上ながら、「気持ちよくサーフィンができるようになっている」と手応えもにじませた。

 当初は来年3月の実戦復帰を目指していたが、急きょ1月下旬にフィリピンの大会が日程に加わったため、出場を検討しているという。「それまでに、どこまで戻せるか」と悩める胸中を明かしたが、心機一転で迎える23年に向けては「パリ五輪も視野に入れて、覚悟を持ってやっていきたい」と言葉に力を込めた。

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2022年12月22日のニュース